Nightwish(ナイトウィッシュ)はフィンランドのバンドで、本国では国民的人気を誇っているようです。
きらびやかキーボードとドラマティックな曲展開。そして、ターヤ・トゥルネンによる本格的な声楽に基づいたオペラのような歌声…
今回は、これらが揃って素晴らしい完成度を誇る2ndアルバム“Oceanborn”を紹介致します。
1. Stargazersジャーマンメタルのような分かり易いオケですな(笑)シンセストリングス剥き出しのイントロはさておき、ターヤの歌声が素晴らしい。オペラっぽいんじゃなくて本式のオペラだから当然か…
ドラムのベタベタっぷりのせいで、最初の印象はあまり良くなかったけれど、間奏辺りを聴いた瞬間、このバンドに引き込まれました。
2. Gethsemane北欧感剥き出しの曲調・アレンジだと思います。一曲目もそうでしたが、フルートによるフレーズがとても効果的です。
キーボードにしてNightwishでの作曲を中心に手がけているツォーマス・ホロパイネンは、映画音楽に影響を受けたそうで、曲中における壮大な感じやブリッジ・フックの作り方などが大変上手ですね。
3. Devil and the Deep Dark Oceanハードなギターリフとシンセサイザーによる金属的なオーケストラヒットが印象的。男性によるヴォーカルが挿入されておりますが、本作では他のフィーメル・ゴシックではありがちな“拒絶反応”を示すことなく聴けました。
それにしてもこの曲は展開が凄い。何度聞いても飽きませんよこれ。
4. Sacrament of Wildernessいつも通り美しい曲なんですが、これまでがドラマティックな楽曲の連続でしたから、やや平凡に聞こえますねぇ。
5. Passion and the Operaバラードでも何でもない激しい曲なのに、朗々と響き渡るターヤの歌声を満喫できます。
しっかし、このアルバムを通して聴かれるドラム音が、パワーメタルみたいで好かん…
6. Swanheartサラ・ブライトマン真っ青なターヤの歌声が満喫できる壮大なバラード。
7. Moondance北欧っぽい…と云うかジンギスカンっぽい(笑)フレーズのインスト曲です。もうこの曲のタイトル『ジンギスカン』で良いよ。
8. Riddlerこのバンドの凄いところは、曲も演奏も完成度も、アルバムを通して常に一定以上のクオリティを保っているところでしょうか。
この曲はこれだけ聴くよりも、この順番で此処に入っていることで、何割増しかで聴けます。
Nightwishの及第点って、この曲を基準にこれより下って殆ど存在しませんね。
9. Pharaoh Sails to Orionイントロなんて、特にブラックメタルみたいな曲調です(笑)。この曲もまた男性ヴォーカルが挿入されておりますが、違和感や拒絶反応は起こりませんでした。キーボードが大フューチャーされておりますが(これはこのバンドの全作品に云えるけれど)、ここまでキーボードが目立つメタルバンドってこの頃は珍しかったなぁ。
10. Sleeping Sun素晴らしい曲・素晴らしい歌声・美しいギターと効果的なキーボードによる演奏…を、例のパワーメタル風のドラムがぶち壊しちゃってます。耳障りだ…
この曲はアニメ『スノーマン』のテーマに歌詞を乗せたモノらしいです。フィンランドの人にしかピンと来ないんじゃなかろ〜か。
※国内版にはボーナストラックとして、カヴァー曲が収録されておりますが、アルバムに巧く組み込まれていた為、違和感は感じずに済みました。
バンドの三大要素は…
1.ターヤの歌声。2.劇場的な、ストーリーある曲展開(もうね、ベタを通り越して限界越えの大げささ)。3.目立ちたがり屋のキーボード・アレンジ(勿論良い意味で)。…ですかね。
このアルバムが発売された当初、初めて聴いた時には大変驚きました。某外資系CDショップの視聴コーナーで、このアルバムを丸ごと試聴してしまいましてねぇ…
現在はターヤが脱退してしまい、今後は別の女性ヴォーカルを加入させて活動してゆくそうなのですが、ちょこっと聴いた限りはイマイチだったなぁ…
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